シン・ウルトラマンを 3 回も観てしまったので、感想を書き連ねておく。
全体的な感想としては、作り手(主に監修)が本当に自分が好きなものを詰め込んでいて、それがオタクに刺さりまくる感じ。
無印へのリスペクトがすごく、
- 1 回目は無印マンを全然知らない状態で楽しむ
- 家に帰ってから関連する無印マンの情報を漁る
- 2 回目以降はその知識と比較しながら楽しむ
みたいに 2 度美味しく頂ける。
ウルトラマン 見出しへのリンク
今作のウルトマンは、無印マンと違って
- カラータイマーがない
- 背びれがない
- 目の黒点がない
という特徴がある。
そもそも、本来のウルトラマンの造形にそれらはなく、単に放送上の制約で無印には付けざるを得なかったという事情がある (カラータイマーは白黒放送でも弱っていることを見せるため、背びれはファスナーを隠すため、目の黒点は覗き穴)。
今作では、庵野のこだわりから、本来のウルトラマンのデザインを表現できていると思った。 色合いもマットなシルバーからメタリックなそれになっていて、こだわりを感じた。
また、弱ると色が薄くなるという表現も良かった。
ネロンガ戦 見出しへのリンク
スペシウム光線の威力がよく分かる回。
ちなみに、PV でここのスペシウム光線のシーンが取り上げられているが、この時点でウルトラマンのカラーリングは銀一色なため、 実は PV のシーンは存在しない。
ガボラ戦 見出しへのリンク
赤いウルトラマンが初めて出てくる。
冒頭の、飛行ポーズのまま降りてきてキックを決めるシーンはなかなかシュールだった。
着地からのいつものポーズ。
最後の正拳突きがキレイで少し感動した。誰がアクターやってたんだろう。
ちなみに無印では、襟(ドリルの部分)をむしり取るというなかなか暴力的なシーンがある。
ザラブ戦 見出しへのリンク
ウルトラマン拉致が印象的な回。
ウルトラマン拉致や偽ウルトラマン、空中戦など無印リスペクトが盛りだくさん。 特に、ザラブを思いっきりチョップするも硬くて痛がるシーンまで再現されている。
ザラブは、前半身の表面だけが見えており、そこ以外は透明な、なかなかフィギュア化が難しそうな見た目をしている。
電磁波を操る能力を持っているが、それを使わずに偽ウルトラマンで暴れてからの人類の同士討ちを狙うという、 かなり回りくどい方法を取っているように思えた。
偽ウルトラマンは無印と比べてかなり似ているが、よく見ると目が角ばっている。
ちなみに、この回の変身シーンがめちゃくちゃ格好良い(ウルトラマンが神永を掴んで巨大化する)。
神永とザラブが車内で会話するシーン(ザラブの人類同士戦わせる発言に対して、神永が人類はそこまで愚かじゃないと返す)からは、 現在のウクライナ情勢に対する強烈な皮肉を感じた。
メフィラス戦 見出しへのリンク
メフィラスが無印に比べてめちゃくちゃシュッとしてて驚いた。
やはり居酒屋で飲み食いしているシーンが有名。 メフィラス星人本体はウルトラマンの逆になるように黒基調でデザインされているが、 このシーンでは人間状態での見た目も対比状態にあると思った (黒いスーツをパリっと着るメフィラスに対して、ウルトラマンはしわが入った白いカッター)。
無印では子供に「地球をあげます」と言わせようとして失敗していたが、今回は日本との密約に成功した模様。
その他、人類側に理解を示したうえでの丁寧な性格、慣用句まで理解しきっている言語能力、削除困難なデータを削除できるなど、 ザラブが小物に見えるほどの人物。
戦闘シーンでは、向き合っての会話からはじまり、お互い一歩引いてから戦闘を開始する、投げられたら投げ返す、 蹴り上げ、静止状態からの撃ち合い開始、一方的に戦闘終了を宣言するなど、無印再現シーンが多くて見物だった。
ゼットン戦 見出しへのリンク
PV などでは一切ゼットンに触れられていなかったため、ゼットンが出てくるのを見て驚いた記憶がある。
無印ではウルトラマンを倒した唯一の怪獣として放送当時は子供たちに絶望感を植え付けたのだろうが、 今作ではその絶望感をサイズ感の時点で味わうことができる。
原作同様、最後は人類の知恵を持ってゼットンを倒した。
個人的に無印ゼットンのカミキリムシみたいな背中が好きだったので、背中をもう少し映してほしかった。
また、満を持してぐんぐんカットが入っており、胸熱だった。