昨年の 12 月には読み終えていたけど感想書くのサボってた…
似鳥鶏の「叙述トリック短編集」を読みました。
叙述トリックとは、語り手(作者)が(意図的に)情報を隠すことで読者を騙すトリックを指します。 よくミステリで使われる他のトリック(密室トリックとか)とは違って、 状況を文字でしか説明できないという特徴を持つ小説特有のトリックなので、結構好きです。 (そのために、映像化不可能などと言われたりする)
叙述トリックは読者に対してフェアではないという批判を受けがちですが、 この本では題名と冒頭で叙述トリックを利用していることを明示的に示すことで、その批判を回避しています。
内容としては、叙述トリックであると身構えながら読んでも意外と真相は分からないもので、 作者が用意した偽の誘導に引っかかってしまうことも多々ありました。 最後のあとがきまで楽しめました。
次は新版が出たデザパタ本をやっていこうと考えています。